まだ休職中です。藤村です。
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仕事に汲々としていたころ、なんとかストレスを減らしたくて「友人と会う」「好きな服を買う」「ライブに行く」ことを月に一回以上自分に課して、半ば義務みたいにしてこなしていた。
確かに学生時代〜社会人一年目くらいまでは、上に書いたような活動がすごく楽しくて、これがあるから頑張れる、と思っていたのだった。でも、それを「これさえやればストレスは減る」と手段化してしまうのはちょっと間違っていた。ライブも買い物も楽しいことには変わりないけれど、もうそこまでハマってないなというのが正直なところで、結局私は書類の一つも読めなくなり休職することになる。
私が愛読しているブログの一つに「解毒のススメ」というのがあるのだけれど、一番お気に入りの記事が「今を生きる」 というもの。
//記事抜粋
状況というのは、毎日毎日少しずつ変わっていくのだ。だから、今日は充実感を得られても、明日またまったく同じことをしても、同じ充実は得られないかもしれない。このように、充実するポイントは毎日変わっていく。
//記事抜粋
状況が毎日変わっていくというのはなんとなく分かっていたけれど、それによって自分の充実度もどんどん変わっていくのだということはあまり考えたことがなかった。
考えてみれば確かにそうだ。私は学生時代塾講師をしていて、いくつかの教室を掛け持ちしたりしていたのだけれど、それに疲れてしまって当初いた教室に戻らせてもらったとき、「物理的に戻りはしたけど何も満たされないな」とがっかりした。
それと同じで、好きな活動、ストレス解消法も日々変わっていくものなのかなと思う。
今やっと見つけた新しい趣味は着物で、浴衣の着付けを習いにいったり小物を揃えたり、とても楽しい。調べてみると着物は今メルカリなどで結構たくさんいいものが出品されていて、見ているだけでも楽しい。あと私は細かいことを覚えるのが好きなので、着物の格とか季節がどうとか織り方がどうとかいう知識をつけるのも楽しい。元々ウィンドウショッピングが好きだったし洋服にも興味があったから、それの延長なのかもしれない。
ちなみに夏はそこかしこで野外ライブが開催される季節だけれど、ライブは6月を最後に行っていないし、その6月のライブも結構静かに聞いていた。しばらくは行かなくてもいいかなと思ったので多分向こう半年くらいは行かないのではないかと思う。日々刻々と変わっていくというのはそういうことだ。
だから疲れたときも「私はこれが好き（なはず）だから、これさえこなしておけばオッケー」みたいな考えでいるのはやめようと思った。そういう、自分を「コントロールできる不変のもの」として管理しようとしていた態度も、自分の首を絞める要因のひとつだったのだろうなあ、と、今振り返ってみて思う。気をつけたい。
藤村