【転職検討会】ピアノが苦手でダンスが好きな人の職業

Анастасия ГеппによるPixabayからの画像

みなさん今日もお疲れ様です。藤村です。

今の職業はざっくり言うと「書類仕事」なのですが(事務ではない)、それって私が一番苦手としている作業なのではないか、という話です。

--

幼い頃、私はいくつか習い事をしていました。そのうちのひとつがピアノで、ひとつがダンスです。他にも習い事はやっていましたが、ピアノは極端に「避けたくなるもの」で、ダンスは極端に「夢中になれるもの」でした。あえて「苦手/得意」とは言いません。別にどちらもすごい成績を残したりはしていないので。。。

当時の記憶なんてほとんど残っていないのですが、やっぱり極端に嫌なものや楽しいものは覚えているもの。それぞれの習い事について、はっきり覚えているシーンがあります。
ピアノは某有名教室に通っていて、何人かの同級生と電子ピアノを囲んで課題曲?を練習するような形式でした。私は先生の隣でそのメロディや手つきを覚え、見よう見まねで弾くのが好きでした。ここでピアノを習ったことがある方はなんとなくお気づきでしょうが、「楽譜を読む」ということがマジで苦手でした。
小学生に上がりたての子どもなので当たりまえのことですが、私はその教室で「進級試験」というものが定期的に発生することを知りませんでした(多分説明は受けているのでしょうが、興味がなさすぎて忘れていたんだと思います)。そしてある日急に、「来週は進級試験だよ」みたいなことを言われたわけです。「え?進級試験てなにするの?」と思った私。どうやら「初見の楽譜を読んで弾く」みたいなことをしなければならないらしい。どんなに教えてもらっても、私は「ド」の位置からひとつひとつ数えてやっと音を理解するような状態のままでした。当日もすごく簡単で短い楽譜を渡されたのですが、確か2,3音弾いて手が止まり、終わった記憶があります。先生も困ってた気がします。あれっ普段割とガツガツ弾いてるのにこんなにできないの?みたいな。それくらい、普段のピアノ教室での態度と進級試験の結果が乖離していたのでしょう。それから私はあまり日をおかずに教室をやめました(他にもいろいろ理由はあった気がしますが)。

当時のことを急に思い出したので、検索してみました。「ピアノ 楽譜 読むのが苦手」みたいなワードでググると、似たような方が結構いらっしゃる。しかもその状態でも頑張ってピアノを続けている方も。あまり特別なことではないんだなあと思うと同時に、「楽譜が読めないという人の気持ちがわからない」というタイプもいることを知り、得意不得意ってやっぱりあるよねと改めて感じました。

視覚情報をそのまま再現することは好きだけれど、一度「変換」しなければならない作業は苦痛なのかもしれません。ピアノの例でいうと「楽譜を一度、音に『変換』して、そこから鍵盤をどう弾くかイメージして、手の動きに落とし込む」わけです。今も「譜読み」はしたくありません。真似だけしたい。

--

一方、かなり長い間夢中でやっていた習い事もあります。「ダンス」です。バレエのように決まった型をずっと極めていくようなものではなく、もっとカジュアルに音楽に合わせて動こうぜ!みたいなレッスンをやっている教室でした。ピアノとは違い、ダンスに「楽譜」はありません。当然それを「読む」行為もない。先生の動きを覚えて、真似しているといつのまにかかっこいい感じで動けているわけです。当時の私はこれにハマりました。楽しすぎる。何年も続けるうちに、誰々よりも上手だとか下手だとか、そういう雑念が増えてしまいましたが、それまではシンプルに「えっめっちゃ楽しいやん」という気持ちで通っていました。
結局、ダンスを習っている子たちの「キャラ」と自分の「キャラ」が結構乖離していて、その村社会に馴染めないという残念な理由からそれ以上の段階(ダンサーになるとか)には進みませんでしたが、ひとりで動いている分にはめっちゃ楽しかったです。

バレエ的なものではなかった、という話をしましたが、基礎練習ではプリエやバットマンなどバーレッスンに近いものもやっていました(めんどくさかったけど)。そこで自分の筋肉や関節などを理解していたおかげか、部活でお互いにストレッチの補助をする、みたいな場面ではよく「なんか他の人よりやりやすい」とか「補助してもらうと気持ちいい」みたいなことを言われていました。体に直接覚えさせたり、体で理解するような作業が好きで得意なんでしょうねえ。視覚情報をそのまま体に反映させるようなもののほうがすんなり飲み込めるのでしょう。
人によっては「動きを言葉にしてマニュアル化してもらった方が覚えられる」という場合もある(友人談)ので、そういうタイプの人は「楽譜が読める」のでしょう。その友人は「目の前で動いてもらっても、見えない部分があるし真似するのは到底無理」と言っていました。私としては、見えない部分ってなに?って感じです。脳のつくりが違うんですかね。

--

sigreによるPixabayからの画像

もちろん、学校では「文字を読む」「記号を使う」「概念を理解する」みたいなことをたくさんやってきたわけで、頭で一旦いろいろこねくり回すような作業が全くできないわけではないんです。でもやっぱり、傾向として、机上と脳内でアレコレするタイプの活動は「ハマらない」のかもしれないなあと思いました。幼い頃の、素材そのまま(?)の凹凸から、勉強したり成長したりして、能力自体は均されていった感じはあるのですが、「ハマるか否か」という気持ちの面は変わっていないような気がします。

そう考えると、机上と脳内でアレコレする「書類仕事」って一番向いていないんじゃないかと思い至りました。同じホワイトカラーでも、プログラマなどはソフトウェアの実装などでいろいろと「動かす」ので、少しマシだったのかもしれません。今の仕事は本当に「書類を作るのが仕事」という感じなので、自ら地獄に来ちゃった感がすごいです。
現代のサラリーマンにはクリエイティビティが必要〜みたいな話を聞いて、「えっ私むかしから通信簿の『創意工夫』の欄めっちゃ良かったし大丈夫やん」と思ってましたが、そもそもハマらない作業で創意工夫もクソもないんですよ。とかいうとどこかのエリートサラリーマンとかが「つまらない仕事を面白くするのがクリエイティビティだ!」みたいなことを言いそうですけどね。そんなに簡単な話じゃないんだよ。

結論、身もふたもない話ですが、そもそも私みたいなタイプはコテコテのホワイトカラー系職業が向いていないんだと思います。職人系の仕事に就くべきだったのかもしれません。それはそれで体力仕事なのでついていけなさそうですが。。。職人仕事をなめてはいけない。
こう、調理師とか、美容師とか、そういうやつですね。一部の方以外結構薄給だしブラック多いと聞くのであまり憧れはないんですが、向いているのはそっちだったのかもしれないです。話逸れますけど、「大学に行って将来の選択肢を広げる」とか言いながら、結局のところ「大卒じゃないとできない仕事」にしか就職しないので、大卒生だからといって全然選択肢広がってないですよね。広がってない典型的な例が私です。私みたいになるなよ!みんな!

今の仕事の流れで「税理士」目指しても良いかなとか考えていたんですが、税理士さんも明らかに机上と脳内の仕事なので、やめます。転職先として順当なのはプログラマかな〜。でもな〜。将来性がな〜。

(藤村の転職検討会はまだまだ続く)

藤村
☆ブログランキング参加しております〜
にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ にほんブログ村 メンタルヘルスブログ アダルトチルドレンへ